★30秒でわかる!この記事の内容
- 日々の暮らしの中では意識しなくても毎日できている行動がたくさんある。毎日意識せずにできているのはそれらの行動が「習慣化」しているため。「習慣化」という仕組みを活用できれば意識せずとも毎日自然に勉強することも可能。
- 「勉強の習慣化」には次の9つのコツがある。
- まずは形から!勉強しやすい環境を整えよう
- 最初が肝心!1日の勉強時間を短めに設定しよう
- 無理しない!勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめよう
- マイペース!継続できなくて元々と開き直ろう
- 我慢も大事!最初の1~2ヶ月間はとにかく毎日勉強しよう
- どこでも勉強!スキマ時間を活用しよう
- 努力を可視化!勉強した記録を紙に書き留めよう
- ムチにはアメ!勉強した自分にご褒美をあげよう
- なりたいをイメージ!勉強する目的・目標を常に意識しよう
勉強を続けるために活用したいのは「習慣化」。
意識して勉強しようとすると時には億劫になることもありますが、勉強を「習慣化」しておけば、意識せずとも自然に勉強するようになったりします。
本記事では、「勉強を習慣化する9つのコツ」についてできるだけ詳しく解説します。
勉強を継続するためには「習慣化」がおすすめ
日々の暮らしの中では意識しなくても毎日できている行動がたくさんあります。
例えば朝の行動。
「朝起きて、顔を洗い、朝食を摂り、歯を磨き、トイレに行き、着替えて、玄関を出る」
私たちは、こういった一連の行動をほとんど意識することなく行っています。
毎日繰り返し行っているうちにいつの間にか「習慣化」しているためです。
この「習慣化」という仕組みを「勉強の継続」に活用できれば意識せずとも毎日自然に勉強することができるようになるはず。
「さあ、勉強するぞ!」と意識して勉強しようとすると時には億劫になることもあるかもしれません。
勉強を継続するためには「習慣化」がおすすめ。
「習慣化」しておけば、あまり無理せず自然に勉強できるようになりますが、そもそも「勉強を習慣化」するためにはどうすればいいのでしょうか。
実はちょっとしたコツがあります。
次の章では「勉強を習慣化するコツ」をご紹介します。
勉強を習慣化する9つのコツ
「勉強の習慣化」には次の9つのコツがある。
- まずは形から!勉強しやすい環境を整えよう
- 最初が肝心!1日の勉強時間を短めに設定しよう
- 無理しない!勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめよう
- マイペース!継続できなくて元々と開き直ろう
- 我慢も大事!最初の1~2ヶ月間はとにかく毎日勉強しよう
- どこでも勉強!スキマ時間を活用しよう
- 努力を可視化!勉強した記録を紙に書き留めよう
- ムチにはアメ!勉強した自分にご褒美をあげよう
- なりたいをイメージ!勉強する目的・目標を常に意識しよう
まずは形から!勉強しやすい環境を整えよう
勉強と言えば、机に向かってやらないといけないようなイメージがあるものです。
ですが、必ず机に向かわないといけない、と思うとハードルが高すぎて、なかなか勉強を始められなくなってしまいます。
また、勉強する準備が整っていないと、勉強するまでに時間がかってしまいますが、そうこうするうちについ億劫になってしまって勉強できなかった・・・なんてこともあるかもしれません。
そこで、いつでもすぐに勉強を始められるように環境を整えておくのがおすすめです。
いつでも勉強を始められるように、テキストと問題集を勉強机のうえで開きっぱなしにしておいたり、カバンのなかに教材を入れておいたり、スマホに教材アプリをダウンロードしておいたり、というのがオーソドックスな対策。
また、勉強机以外のところ、例えば、ベッド、洗面台、キッチン、ダイニングテーブルなど毎日の暮らしの中で長い時間を過ごすような場所に、ちょっとしたメモを置いておく、というのも効果があります。
それ以外にも、身の回りを整理整頓して勉強のやる気を損なわないようにしておく、勉強以外の誘惑になるような、例えばテレビゲームや漫画といったものを目につくようなところには置かない、なんていうのもいいのではないでしょうか。
そうやって環境を整えておくことが「習慣化」の第一歩になります。
最初が肝心!1日の勉強時間を短めに設定しよう
最初から長い時間、勉強しようとすると嫌になって挫折してしまうかもしれません。
そもそも毎日、長時間にわたる勉強時間を確保すること自体が難しく、続けられなくなってしまうかもしれません。
「習慣化」というのは、ある程度の期間、毎日のように継続しなければ実現することができません。
そのためには、最初はあえてハードルを下げておくことも大切。
効果的なのは、最初は1日の勉強時間を短めに設定することです。
最初は1日5分とか10分でも問題ありません。
まずは毎日続けることを優先して、無理のない時間設定をするのが得策です。
慣れてきたら少しずつ勉強時間を増やしていけばいいのです。
無理しない!勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめよう
「習慣化」するためには、少し意外かもしれませんが、「無理しない」ことが大切です。
「勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめてしまう」というのは、「習慣化」するのにとても効果的です。
「勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめてしまうこと」には「習慣化」以外にも次の4つの副次的な効果が期待できます。
- 勉強しすぎて疲れずにすむ
- 勉強以外のことに時間を使えてリフレッシュできる
- もうちょっとやりたいという気持ちが「やる気(モチベーション)の維持」につながる
- (中途半端なところで勉強をやめれば)無意識のうちに脳が記憶を定着させる
「勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめてしまう方法」は、いたってシンプルです。
学習計画のなかで1日の勉強時間の上限を決めておき、その勉強時間をしっかり勉強したら、それ以上はどれだけ中途半端でも、どれだけもっと勉強したくても、ピタッと勉強をやめてしまうこと。
勉強のリズムに乗っていて、やる気に満ち溢れていたとしても、それは次の日に残しておきましょう。
勿体ないと思いがちですが、マラソンと同じで「はやる気持ち」を抑えることも大切です。
マイペース!継続できなくて元々と開き直ろう
「勉強しないといけない!」と思いすぎてしまうと、それがプレッシャーになってしまい挫折につながるおそれがあります。
「継続できなくて元々!」と開き直ると、案外、無理なく勉強を続けられるものです。
なんだったら1日や2日さぼってしまっても問題ありません。
毎日欠かさず勉強することはもちろん大切ですが、1日や2日くらいであれば「習慣化」に大きなマイナスになるわけではありません。
「継続できなくて元々!」と開き直って、マイペースで勉強し続けると、いつの間にかそれが「習慣化」し、無理なく続けることができるようになります。
我慢も大事!最初の1~2ヶ月間はとにかく毎日勉強しよう
「新しい習慣を身につけるためには継続する必要のある期間には、「21日説」と「66日説」というのがあります。
「22日説」はアメリカのマクスウェル・モルツ博士が1960年に提唱した説、「66日説」はロンドン大学のフィリッパ・ラリー博士を中心に行った実験に基づく説です。
ただし、「22日説」が当てはまるのは、ごくごく簡単な習慣に限ってのこと。
勉強に当てはめるとすれば、「音読」とか「暗記」とか単純な作業を「習慣化」する場合は「22日説」、「問題演習」などやや複雑な作業を「習慣化」する場合は、「66日説」が、それぞれ当てはまると考えられます。
勉強というのは、やや気の進まない、億劫になりがちな作業ですが、「習慣化」するためには、ときには「我慢すること」も大切です。
最初はつらいかもしれませんが、1~2ヶ月間、とにかく毎日勉強を続けると、いつの間にか「習慣化」して、無理なく勉強できるようになるはずです。
どこでも勉強!スキマ時間を活用しよう
「勉強するぞ!」と気合を入れて勉強するのも大切ですが、毎日続けるとなるとちょっと疲れてしまうかもしれません。
そんなときは、スキマ時間や細切れ時間を上手に活用しましょう。
「習慣化」のためには僅かな時間でもいいから毎日欠かさず勉強するのが大切です。
スキマ時間や細切れ時間を使ってどこにいても手軽に勉強できるようにしておくことが「習慣化」のコツです。
スキマ時間を勉強時間として活用するためには、日頃から意識してスキマ時間を活用するための準備をしておくことが重要です。
そのために付箋やメモ帳、コンパクトな筆記用具などを用意するとよいでしょう。
付箋やメモにはたくさんの情報を書きこむ必要はなく、キーワードを一言だけ書いておくくらいで構いません。
勉強したこと、解いた問題などで気になった言葉があったら、付箋やメモに書き残しておきます。
翌日は一日それを持ち歩いて、スキマ時間にチラッと見ては、頭の中で内容を思い出す程度でオーケーです。
負担になると続かなくなるかもしれませんので、気楽にできる範囲でやってみましょう。
努力を可視化!勉強した記録を紙に書き留めよう
勉強を「習慣化」するために効果的なのは、努力を目に見えるようにする「努力を可視化」することです。
自分がやってきた努力である「勉強した記録を紙に書き留める」とそれが励みになってだんだんと「習慣化」するようになります。
「努力を可視化する」代表的なのは次の3つの方法です。
- 毎日の勉強時間を記録し、必要勉強時間に到達することを目標にする
- 毎日の勉強時間と勉強科目を記録し、科目ごとの必要勉強時間の到達状況を確認する
- 毎日「計画(P)」「実践(D)」「評価(C)」「改善(A)」を記録し、PDCAサイクルを回して常に勉強の効率化を図る
「努力を可視化する方法」のうち最もシンプルな「毎日の勉強時間を記録」したとしても、次の4つの効果を期待できます。
- 勉強の進捗状況を確認できる
- その日一日の達成感を味わうことができる
- 「努力」が目に見えて「やる気(モチベーション)」を維持できる
- ゲームのような楽しさからもっと「努力」したくなる。
「努力の可視化」をすることで毎日勉強を続けることができれば、いつの間にか「習慣化」して、無理なく勉強できるようになるはずです。
ムチにはアメ!勉強した自分にご褒美をあげよう
勉強を「習慣化」するためには、勉強した自分のご褒美をあげるのが効果的です。
例えば、次のようなルールを作ってみても面白いと思います。
- 1時間勉強したら、30分はゲームや漫画など自分の好きなことをすることができる
- 1日の目標勉強時間を達成したら、大好きなスイーツを食べる
- 50分勉強したら、10分休憩。
- 1問解いたら、軽く運動
勉強という「ムチ」ばかりでは、なかなか「習慣化」できないもの。
時にはご褒美という「アメ」を自分のあげることで、いつの間にか「習慣化」して、無理なく勉強できるようになるはずです。
なりたいをイメージ!勉強する目的・目標を常に意識しよう
勉強を「習慣化」するためには、勉強する目的・目標を常に意識することが大切です。
自分はなぜ勉強しているのか。
おそらくその背景には「なりたい自分」があるはずです。
それをいつもイメージしておくことで、モチベーションを維持することができて勉強を続けられるようになります。
よく言われることですが、目標を紙に書いて毎日読み上げるだけでも効果的です。
RAS効果やカクテルパーティー効果は、何かを意識することで情報をキャッチする効果ですが、裏を返せば意識しなければ情報をキャッチすることができません。
普段の生活のなかにはたくさんの情報があふれていて、私たちの頭は無意識のなかで流れてくる情報を一つ一つ処理しています。多くの情報に晒されているうちに重要なことさえも、ついつい意識の外に置かれてしまいます。
そんなときに重要な情報である「目標」を紙に書いておけば、常に意識下に戻すことができます。
毎日、声に出して読み上げると「なお良し」です。
すぐにでも始められるとても簡単な「習慣」ですので是非やってみてください。
まとめ
これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。
- 日々の暮らしの中では意識しなくても毎日できている行動がたくさんある。毎日意識せずにできているのはそれらの行動が「習慣化」しているため。「習慣化」という仕組みを活用できれば意識せずとも毎日自然に勉強することも可能。
- 「勉強の習慣化」には次の9つのコツがある。
- まずは形から!勉強しやすい環境を整えよう
- 最初が肝心!1日の勉強時間を短めに設定しよう
- 無理しない!勉強しすぎず、あえて中途半端なところでやめよう
- マイペース!継続できなくて元々と開き直ろう
- 我慢も大事!最初の1~2ヶ月間はとにかく毎日勉強しよう
- どこでも勉強!スキマ時間を活用しよう
- 努力を可視化!勉強した記録を紙に書き留めよう
- ムチにはアメ!勉強した自分にご褒美をあげよう
- なりたいをイメージ!勉強する目的・目標を常に意識しよう
この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。
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