宅建試験とは~概要・スケジュール・試験科目・試験形式等

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宅建士について
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★30秒でわかる!この記事の内容

  • 宅建試験は年1回、全国で実施され、誰でも受験することが可能。受験地は居住地の都道府県。具体的には大学等が会場となることが多い。
  • 受験申込は7月(インターネットまたは郵送、受験手数料7,000円)。試験日時は10月第3日曜日13時~15時の2時間。合格発表は原則として12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日。
  • 試験の目的は、宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかを判定すること。50問の四肢択一式による筆記試験(マークシート方式)。

これまで宅地建物取引士(宅建士)の仕事内容などを解説してきましたが、宅建士になるための宅地建物取引士試験(宅建試験)って、具体的にはどんな内容なのでしょうか。

この記事では、宅建試験の概要を、できるだけ詳しく解説させていただきます。

宅建試験とは

宅建試験は、宅建士になるために必ず通過しなければならない重要なチェックポイント。

そんな宅建試験は、都道府県知事が国土交通省令の定めるところにより行うこととされています。

実際には国土交通大臣が指定した指定試験機関である「一般財団法人不動産適正取引推進機構」が、すべての都道府県知事の委任を受けて実施しています。

なので、宅建試験の受験をご検討される際には、「一般財団法人不動産適正取引推進機構」のホームページを一度チェックされることをお勧めします。

宅建試験は、年に1回しか実施されません。

せっかく勉強しても受験申込を忘れてしまっては元も子もありません。

申込スケジュール等は後述しますが、「一般財団法人不動産適正取引推進機構」のホームページでも確認しておくとよろしいかと思います。

宅建試験は、誰でも受験することが可能です。

年齢、性別、学歴、国籍、実務経験等の制約はありません。

誰にでも等しくチャンスがあり、勉強さえ頑張れば合格することができる正真正銘の実力勝負です。

なお、試験は誰でも受験することができますが、宅建士の登録にあたっては宅建業法第18条の制限を受けることになりますのでご注意を。具体的には未成年の方や破産者の方、登録消除の処分を受けてから5年を経過していない方などは試験に受かっても宅建士の登録をすることができません。

宅建試験には一部試験の免除制度があり、「登録講習修了試験」に合格した方は、「登録講習修了者」として試験の一部免除がある試験を申込むことができます。

宅建試験は全国で一斉に行われ、受験地は居住地の都道府県になります。

大学等が受験会場になることが多く、受験する会場は受験申込の際に選ぶことができます。

ですが、希望会場が一杯の場合は他の会場に変えられてしまいますので、早めの申込をお勧めします。

宅建試験のスケジュール

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原則として6月第一金曜日、「一般財団法人不動産適正取引推進機構」のホームページまたは官報に、宅建試験の実施告知が掲載されます。

宅建試験の実施告示で、その年の具体的なスケジュールが公表されます。

受験申込はインターネットまたは郵送で行います。受験手数料は7,000円。

受付期間はインターネットの場合7月1日~15日、郵送の場合は7月1日~31日です。既述のとおり希望どおりの試験会場とするために早めに申込むのが無難です。

8月頃に試験会場通知が送付され、9月末頃には受験表が送付されます。

宅建試験は10月第3日曜日、時間は13時~15時の2時間。

ただし、一部試験免除の対象となる登録講習修了者は、13時10分~15時の1時間50分です。万全の態勢で臨みましょう。

合格発表は12月第1水曜日または11月最終水曜日です。

宅建試験のスケジュールを整理すると以下のとおり。

6月第1金曜日実施告知
7月1日~15日受験申込受付(インターネットの場合)
(郵送の場合の受験申込受付は、7月1日~31日)
8月頃試験会場通知の送付
9月末頃受験票の送付
10月第3日曜日宅建士試験(宅建試験)
12月第1水曜日または11月最終水曜日合格発表

宅建試験の内容

宅建業法第8条によると試験の内容は概ね次のとおりです。

  1. 土地の形質、地積、地目及び種別並びに建物の形質、構造及び種別に関すること
  2. 土地及び建物についての権利及び権利の変動に関する法令に関すること
  3. 土地及び建物についての法令上の制限に関すること
  4. 宅地及び建物についての税に関する法令に関すること
  5. 宅地及び建物の需給に関する法令及び実務に関すること
  6. 宅地及び建物の価格の評定に関すること
  7. 宅地建物取引業法及び同法の関係法令に関すること

宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかを判定することに主眼が置かれています。

出題科目は大きく分けて以下の4科目になります。

  • 「宅建業法」
  • 「権利関係(民法など)」
  • 「法令上の制限」
  • 「税・その他」

50問の四肢択一式による筆記試験、解答方式はマークシートで、記述式の問題はありません。

まとめ

以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。

  • 宅建試験は年1回、全国で実施され、誰でも受験することが可能。受験地は居住地の都道府県。具体的には大学等が会場となることが多い
  • 受験申込は7月(インターネットまたは郵送、受験手数料7,000円)。試験日時は10月第3日曜日13時~15時の2時間。合格発表は原則として12月の第1水曜日又は11月の最終水曜日
  • 試験の目的は、宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかを判定すること。50問の四肢択一式による筆記試験(マークシート方式)

この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。

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