転職のための履歴書・職務経歴書の書き方【戦略的転職活動3】

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戦略的転職活動
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★30秒でわかる!この記事の内容

  • 中途採用に応募する際には「履歴書」と「職務経歴書」の提出を求められるのが一般的。どちらも書類選考を通過するためのカギとなる超重要書類。採用担当者に面接で会ってみたいと思われるように全身全霊をかけて書くようにしよう。
  • 「履歴書」は定型的なフォーマット1枚で基本的なプロフィールを伝える書類。簡潔な内容の書類だが経験豊富な採用担当者は「履歴書」を見ただけで応募者の人となりが分かるという。たかが「履歴書」と思わず、丁寧に気持ちを込めて書くようにしよう。
  • 「職務経歴書」は自由なフォーマット2枚程度で職務経歴、資格・スキル、実務能力等を伝える書類。自分のこれまでの経験や実績をすべて注ぎ込むつもりで気合を入れて書くようにしよう。

「転職を成功に導く5つの戦略」。3つ目は、「履歴書」「職務経歴書」の書き方です。

中途採用の書類選考を通過する確率は30%~50%。

通過のカギを握るのは応募する際に提出する「履歴書」と「職務経歴書」です。

この記事では、転職活動の成功への切符「履歴書」と「職務経歴書」の違いや書き方についてできるだけ詳しく解説させていただきます。

「履歴書」と「職務経歴書」は書類選考通過のための超重要書類

中途採用に応募する際には「履歴書」と「職務経歴書」の提出を求められるのが一般的です。

中途採用に応募すれば、すぐに面接を受けられるかというとそうではありません。

面接の前に書類選考が行われ、その段階で応募者の絞り込みが行われます。

実際に書類選考を通過する確率は30%~50%と言われており、半数以上が書類選考で落とされていることになります。

書類選考の材料になるのが「履歴書」「職務経歴書」です。

つまり、この二つは書類選考を通過するためのカギとなる超重要書類

どうしたら書類選考を通過できるのでしょうか。

一つ目のポイントは、募集条件に合致しているかどうかです。

中途採用では即戦力となる人材を求められることが多いため、募集する際にはある程度の条件が明示されており、それに合致するかどうかが重要なポイントになります。

二つ目のポイントは、採用担当者が面接で会ってみたいと思うかどうかです。

採用担当者も人間ですので「履歴書」と「職務経歴書」を読んで、応募者に興味を持つかどうか、会ってみたいと思うかどうかが重要なポイントになります。

採用担当者に面接で会ってみたいと思われるように「履歴書」と「職務経歴書」は全身全霊をかけて書くようにしましょう。

「履歴書」と「職務経歴書」の違い

「履歴書」は定型的なフォーマット1枚で基本的なプロフィールを伝える書類で、「職務経歴書」は自由なフォーマット2枚程度で職務経歴、資格・スキル、実務能力等を伝える書類です。

両者の違いを整理すると次のとおりです。

履歴書職務経歴書
様式定型的なフォーマットあり自由なフォーマットで可
枚数1枚2枚程度
応募する側の目的基本的なプロフィールを伝える職務経歴を伝える
募集する側の目的人事情報書類選考書類
記載事項日付
写真
氏名
生年月日
現住所
電話番号
連絡先
学歴
職歴
免許・資格
志望動機
自己PR
趣味・特技
健康状態
タイトル
日付
氏名
職歴要約
現職の会社概要
職務経歴
成果・実績
資格・スキル
自己PR
志望動機
転職理由

「履歴書」の書き方

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「履歴書」には定型的なフォーマット(JIS規格のものが一般的)があり、文房具屋、書店等へ市販されています。また、インターネットでもダウンロードすることが可能です。

「履歴書」の目的は、提出する側にとっては、基本的なプロフィールを伝えること。

逆に受ける側(企業側)にとっては、選考書類というよりも事務的な人事情報書類のような位置づけです。

では、適当に書いても問題ないかと言えばそうではありません。

採用担当者は記載されている事項を逐一チェックしますし、経験豊富な採用担当者であれば「履歴書」を見ただけで応募者の人となりが分かると言われています。

たかが「履歴書」と思わず、丁寧に気持ちを込めて書くようにしよう。

基本的には、フォーマットに従って事実を記載すれば問題ありません。

手書きでもパソコンでもどちらでもOK。

ただし、誤字脱字のないように丁寧に記載しましょう。

また、ウソを書いてもいけません。

志望動機や自己PRなど「職務経歴書」と重複する項目は矛盾のないように記載をするようにしましょう。

「職務経歴書」の書き方

「職務経歴書」には特段決まったフォーマットはありません。

転職情報サイトにはテンプレートが用意されていることが多いのでそれを参考に記載すると良いでしょう。

「職務経歴書」のスタイルは次の3種類。それぞれ一長一短がありますが、自分の職務経歴を最もアピールできるスタイルを選ぶと良いでしょう。

スタイル内容メリットデメリット
時系列型職務経歴を古い順に時系列に記載成長する過程を見せられる最もアピールしたい現在が最後にくる
逆時系列型職務経歴を新しい順に逆時系列に記載最もアピールしたい現在が最初にくる成長する過程が分かりにくい
キャリア型職務、職能、キャリアごとに記載専門性等をアピールできる現在に至るまでの過程が分かりにくい

「職務経歴書」の枚数は2枚程度が適当です。

1枚だと少なすぎるし、3枚だと多すぎます。

「職務経歴書」の目的は、提出する側にとっては、職務経歴、資格・スキル、実務能力等、自分のアピールポイントと志望動機、転職理由を端的に伝えること。

逆に受ける側(企業側)にとっては、明確に選考書類と位置づけられています。

採用担当者は「職務経歴書」によって書類選考の合否を判断しています。

そのつもりで、自分のこれまでの経験や実績をすべて注ぎ込むつもりで気合を入れて書くようにしよう。

職務経歴を羅列するだけでは面接で会いたいと思ってもらえません。

起承転結を意識し、採用担当者の立場に立って読みやすいように書きましょう。

また、書き終えたあとは何度も読み返して誤字脱字がないかどうかをチェックするのも大切です。

なお、面接時も「職務経歴書」に基づいた質問を受けることになります。

何を聞かれたいか、どんな質問を受けたいか、といったことまで意識して書くと面接を有利に進めることができるはずです。

まとめ

以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。

  • 中途採用に応募する際には「履歴書」「職務経歴書」の提出を求められるのが一般的。どちらも書類選考を通過するためのカギとなる超重要書類。採用担当者に面接で会ってみたいと思われるように全身全霊をかけて書くようにしよう。
  • 「履歴書」は定型的なフォーマット1枚で基本的なプロフィールを伝える書類。簡潔な内容の書類だが経験豊富な採用担当者は「履歴書」を見ただけで応募者の人となりが分かるという。たかが「履歴書」と思わず、丁寧に気持ちを込めて書くようにしよう。
  • 「職務経歴書」は自由なフォーマット2枚程度で職務経歴、資格・スキル、実務能力等を伝える書類。自分のこれまでの経験や実績をすべて注ぎ込むつもりで気合を入れて書くようにしよう。

この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。

 

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