転職のための面接対策【戦略的転職活動4】

★30秒でわかる！この記事の内容

面接は戦いの場。如何に事前準備できているかが成否を決める。
面接では印象が大事。基本的なマナーは必ず押さえておくこと。
面接で聞かれる質問のパターンはそれほど多くない。「自己紹介」「職務経歴」「志望動機」「転職理由」「将来ビジョン」などに関する質問はある程度想定することが可能。あらかじめ想定される質問に対して答えを用意しておこう。採用担当者に「会ってみると職務経歴書に書いてあるよりも印象が良い」と思わせるのが目標。
「質問はありますか？」と聞かれた場合に備えて、質問を3つ程度は用意しておこう。ただし、待遇面の質問は避けるのが得策。
圧迫面接は好印象を持たれていることの証。心の中でガッツポーズをしながら冷静に受け答えをしよう。

「転職を成功に導く５つの戦略」。4つ目は「面接対策」です。

面接には間違っても手ぶらで行ってはいけません。

面接の成否は、事前にどれだけ準備できているか次第。

この記事では、成功を勝ちとる「面接対策」についてできるだけ詳しく解説させていただきます。

面接の成否を握るのは事前準備
面接における基本的なマナー
想定される質問に対して答を用意しておく
その他面接における留意点
まとめ

面接の成否を握るのは事前準備

転職活動における最大の山場は言うまでもなく「面接」です。

転職を成功させるためには「面接」という選考過程を必ず突破しなければなりません。

面接は言わば戦いの場です。

面接を受けているときのアドリブも大切ですが、何よりも重要なのは事前準備です。

手ぶらで行ってはいけません。

如何に事前準備できているかが面接の成否を決めます。

事前準備では、基本的マナーについて再確認し、想定される質問にどう答えるか、あらかじめ考えておくことが重要です。

特に「自己紹介」や「職務経歴」などは自分のキャリアをしっかりアピールできるように起承転結を意識したシナリオを用意したいところ。

できることなら事前に予行演習（ロールプレイング）を行っておくのが得策です。

面接における基本的なマナー

面接では言うまでもなく「印象」が大切です。

次のような基本的なマナーは必ず押さえておきましょう。

清潔感のある服装
約束の時間を守る（遅刻厳禁！）
しっかりとしたあいさつ
大きな声で元気よく
丁寧な言葉遣い
話すときは相手の目を見る
相手の話をよく聞く
笑顔を意識

マナーくらいで合否を左右するものか、と侮ってはいけません。

基本的なことをしっかりできていると丁寧な仕事ができる人と思ってもらえるはずです。

想定される質問に対して答を用意しておく

Free-PhotosによるPixabayからの画像

面接で聞かれる質問のパターンは実はそれほどたくさんあるわけではありません。

「自己紹介」「職務経歴」「志望動機」「転職理由」といった応募者の「人となり」に関する質問、「希望職種」「キャリアビジョン」「将来の夢」といった将来ビジョンに関する質問、「希望年収」「転勤の可否」など条件面の質問など、ある程度想定することが可能です。

あらかじめ次のような想定質問に対する答えを用意しておくと良いでしょう。

自己紹介	自己紹介をお願いしますご自身のアピールポイントを教えてくださいご自身の長所や強み、短所や弱みを教えてください資格や特技をお持ちですか
職務経歴	職務経歴を教えてください具体的な実績・成果を教えてください仕事上の成功談・失敗談を教えてください最も印象に残っている仕事を教えてください最も頑張ったことを教えてください仕事で一番大切にしてきたことを教えてください周りからはどのような評価を受けていますかマネジメント経験を教えてくださいマネジメントにあたって何を重視してきましたか
志望動機	当社を志望した理由を教えてください当社にどのような印象を持っていますか当社の経営理念をみてどのように感じましたか当社の社長の名前をご存じですか転職活動の状況を教えてください他にどのような会社を受けていますかなぜこの業界を選んだのでしょうか
転職理由	転職の理由を教えてください転職の回数が多いのはなぜですか
将来ビジョン	あなたの能力は当社でどのように活かすことができますか入社したらどのような仕事をしたいですかキャリアビジョンを教えてください 10年後は何をしていたいですか将来の夢を教えてください
条件	希望する年収を教えてください残業はできますか休日出勤はできますか転勤しても問題ないでしょうか

あらかじめ想定質問に対する答を用意しておくと、面接の場でしっかりとした応答ができますし、準備している安心感から緊張しすぎず自信を持って受け答えをするもできます。結果として、面接官（採用担当者）に好印象を持ってもらうこともできるはずです。

面接では、面接官（採用担当者）に「会ってみると職務経歴書に書いてあるよりも印象が良い」と思わせるのが目標です。

職務経歴書の書いてあることをただ単に読み上げるのではなく、プラスアルファのアピールができるのが理想です。

また、中途採用を行っている会社は、何かしらの課題を抱えており、即戦力となる人材を採用するによって解決しようと考えているはずです。

「自分であればその問題を解決できる」ことを面接の場でアピールすることを意識しましょう。

その他面接における留意点

面接では「何か質問はありますか？」と聞かれることがあります。

その準備として、質問を3つ程度は用意しておきましょう。

ただし、待遇面の質問は避けるのが得策です。

面接によっては、少し圧迫面接を受けることがあります。

高圧的に質問されると嫌な気持ちになってしまいますが、実は圧迫面接は好印象を持たれていることの証です。

笑顔で受け流しつつ、心の中でガッツポーズをしながら冷静に受け答えをしましょう。

まとめ

以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。

面接は戦いの場。如何に事前準備できているかが成否を決める。
面接では印象が大事。基本的なマナーは必ず押さえておくこと。
面接で聞かれる質問のパターンはそれほど多くない。「自己紹介」「職務経歴」「志望動機」「転職理由」「将来ビジョン」などに関する質問はある程度想定することが可能。あらかじめ想定される質問に対して答えを用意しておこう。採用担当者に「会ってみると職務経歴書に書いてあるよりも印象が良い」と思わせるのが目標。
「質問はありますか？」と聞かれた場合に備えて、質問を3つ程度は用意しておこう。ただし、待遇面の質問は避けるのが得策。
圧迫面接は好印象を持たれていることの証。心の中でガッツポーズをしながら冷静に受け答えをしよう。

この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。