「転職するつもりキャリア形成」と自分の市場価値を高める3つの対策

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就職・転職
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★30秒でわかる!この記事の内容

  • ある日突然、会社が潰れてしまうかもしれない不透明な時代。そんな時代を生き抜くためには、自分の市場価値を高める以外に術(すべ)はない。自分の市場価値を高めるには、転職するつもりがなくても、転職することを常に意識してキャリアを形成するのが得策
  • 転職は他の多くの会社から評価を獲得しなければできないもの。評価を獲得するために行うべきことは、①専門性を高め、得意分野を拡大すること、②実務経験を積み、成果・実績を上げること、③人との絆を大切にし、人脈を拡げること、の3つ。
  • 日本の会社は、スペシャリストよりもゼネラリストを重視する傾向にあり、あえて「転職できない人」を育てているのではないかとさえ思えてくる。いざという時に「転職できない人」にならないように、「転職するつもりキャリア形成」と「自分の市場価値を高めること」が大切。

私たちは将来を見通すことのできない不透明な時代に暮らしています。

新型コロナウイルス、想定外の気候変動や災害、大きな変革を迫られるイノベーション・・・。

ここ最近は、すぐ目の前すらまったく分からないような視界不良が続いています。

でも私たちは生きていかなければなりません。

この記事では、不確実な時代を生き抜くために意識したい「転職」と「自分の市場価値を高める方法」をテーマとして取り上げたいと思います。

転職するつもりキャリア形成

新型コロナウイルスの感染拡大の影響は極めて大きく、誰にとっても対岸の火事ではありません。

ある日突然、自分の勤めている会社が潰れてしまうかもしれないし、リストラのために解雇さえてしまうかもしれない、という不安をおそらく多くの方々が抱えていることでしょう。

当面はそんな不安な時期が続くことが予想されますが、なんとかやり過ごすしかありません。

でもそんな守りの時期にこそできることもあるはず。

具体的には、どんなことがあっても生きていけるように、自分の市場価値を高めておくことです。

その方法として、今回ご提案したいのは、転職を意識してキャリア形成する「転職するつもろキャリア形成」です。

転職なんてするつもりはさらさらなかったとしても、勤めている会社がなくなってしまったり、解雇されてしまったら、有無を言わさず、別の勤め先を探さざるをえなくなります。

転職するつもりがあってもなくても、転職することを常に意識しておけば、自分にどの程度の市場価値があるのかを客観視できるようになり、市場価値を高めるために具体的に何をすればいいかが見えてくるようになります。

自分の市場価値を高めるために行うべき3つのこと

自分の勤めている会社からの評価はいまの仕事をきっちりこなすことで得ることができますが、「転職」は他の会社から評価されなければなりません。

他の会社からの評価を獲得するために意識して行うべきことは次の3つです。

  1. 専門性を高め、得意分野を拡大すること
  2. 実務経験を積み、成果・実績を上げること
  3. 人との絆を大切にし、人脈を拡げること

専門性を高め、得意分野を拡大する

会社内では何でもできる器用さが重宝がられるかもしれませんが、転職ではあまり評価されません。

転職する際に評価されるのは「専門性」です。

専門性だけでなく得意分野の裾野が広いと「なおよし」です。

転職マーケットは、専門性が高い「I字型人材」を高く評価しますが、専門性に加え得意分野の裾野が広い「T字型人材」をさらに高く評価します。

ですので、転職するためにすべきことは、ずばり「専門性を高め、得意分野を拡大すること」です。

逆に専門性がない場合は要注意。何でもできる器用さがあっても安心してはいけません。

すぐにでも自分の適性を見極めて、転職マーケットで評価を得られるように「専門性」を持つことを目指しましょう。

実務経験を積み、成果・実績を上げる

中途採用を検討している会社は即戦力となる人材を求めています。

即戦力となるために必要なのは「実務経験」です。

「経験」は転職を考えている人にとって強力な武器になります。

経験は目に見えませんので、裏付けとなる「証」が必要です。

その証となるのが、「成果」と「実績」です。

仕事で「成果」「実績」を上げるには経験がなければなかなかうまくいきません。

つまり、成果と実績が経験の証になるわけです。

成果と実績は会社内で評価を得るために必要不可欠なことでもありますが、同時に、自分の市場価値を示す貴重な材料にもなることをしっかりと認識することが重要です。

人との絆を大切にし、人脈を広げる

人脈というのは、単に取引先と名刺交換をすればできる、というものではありません。

人脈は、自分を頼りにしてくれて、自分も頼りにすることのできる「協力者」との間で築かれるものです。

人との関係は、その人との絆を大切にして誠意を持って向き合うこと、そして、助け合うことによって深まるもの。

誰かが手を差し伸べてきたときに手助けすれば、逆に自分が困ったときにはその人が助けてくれるかもしれません。

そうやって、ひとりひとりと丁寧に誠実に接することで、人脈は少しずつ広がっていきます。

いざという時に「転職できない人」にならないために

日本の会社、特に大手企業は、いまでもスペシャリストよりゼネラリストを重視する傾向があります。

会社には、営業部、人事部、総務部、経理部、開発部、といったような多種多様な部署があり、必ずしも同じ部署に長く居続けられるとは限りません。

自分の意に沿わない異動だってあります。

例えば、営業一筋でやってきて、今後も営業で専門性を高めたいのに、ある日突然、専門外の経理部への異動を命じられる、なんていうこともあるかもしれません。

日本の会社で、専門性を高めるというのは、実はあまり簡単なことではないというのが実情。

日本の会社は、あえて転職できない人を育てているのではないか、とすら思えてきます。

必要以上に会社に不信を抱く必要はありませんが、会社を信用しすぎてもいけません。

会社との関係は対等であるべきです。

今の仕事にどれだけ満足していても、会社にどれだけ忠実に尽くしてきたとしても、将来、何が起こるかは誰にも分かりませんし、会社は必ずしも自分を守ってくれるとは限りません。

いざ、転職したいと思っても、転職マーケットが評価するような市場価値がなくて転職すらできない人が世の中にはあふれています。

その現実に目を背けてはいけません。

いざという時に「転職できない人」にならないように、「転職するつもりキャリア形成」と「自分の市場価値を高めるためにすべきこと」をしっかり行うことが大切です。

まとめ

以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。

  • ある日突然、会社が潰れてしまうかもしれない不透明な時代。そんな時代を生き抜くためには、自分の市場価値を高める以外に術(すべ)はない。自分の市場価値を高めるには、転職するつもりがなくても、転職することを常に意識してキャリアを形成するのが得策
  • 転職は他の多くの会社から評価を獲得しなければできないもの。評価を獲得するために行うべきことは、①専門性を高め、得意分野を拡大すること、②実務経験を積み、成果・実績を上げること、③人との絆を大切にし、人脈を拡げること、の3つ。
  • 日本の会社は、スペシャリストよりもゼネラリストを重視する傾向にあり、あえて「転職できない人」を育てているのではないかとさえ思えてくる。いざという時に「転職できない人」にならないように、「転職するつもりキャリア形成」と「自分の市場価値を高めること」が大切。

この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。

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