目次活用勉強法~全体像の把握と体系の整理【戦略的勉強法3】

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勉強法
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★30秒でわかる!この記事の内容

  • 勉強を開始したら最初にやっておきたいのは全体像の把握。テキストや問題集をパラパラとめくりながら、これから勉強しようとしている科目のアウトラインをざっくりと把握しよう。
  • 次はテキストや問題集の「目次」をじっくり眺めて、できれば覚えてしまおう。インプットには内容を整理するための「引き出し」を用意しておくと効果的。「目次」を覚えるとインプットした内容を整理するための「引き出し」が作ることができる。
  • 一通り内容をインプットしたら自分流の「目次」を作る方法も有効。復習になるだけでなく自身の得意分野や苦手分野を振り返ることもできる。

「戦略的勉強法」3つ目は「全体像の把握」です。

これから勉強しようとしていること、ボリュームであったり、馴染みのある用語の有無だったり、そういった全体像を、ざっくりとつかんでおくとその後の勉強をスムーズにすすめることができるようになります。

全体像を把握したら、次は体系を整理するとよいでしょう。

体系の整理に便利なのは意外なことに「目次」です。

本を買っても目次は飛ばして、本文から読み始めてしまいがちですが、「目次」には意外な効用があります。

今回は、全体像の把握のための目次の活用、名付けて「目次活用勉強法」をご紹介いたします。

まずは全体像の把握

勉強を開始したら最初にやっておきたいのは全体像の把握です。

テキストや問題集を購入したら、まずはパラパラとめくりながら、どんなことが書かれているかを確認してみましょう。

このとき、書いてあることをじっくり読む必要はありませんし、もちろん覚える必要もありません。

文字を目で追うというよりも、ページ全体を眺めながら、「ふんふん、こんな言葉が使われているのね」くらいのことをつかむ感じで、数十秒で見開き2ページを眺めるくらいのハイペースでどんどんページをめくっていきましょう。

ただし、ぼんやりと眺めるだけではあまり意味がありませんので、意識はそれなりに集中させておく必要があります。

そうするとなんとなくですが、これから勉強しようとしている内容のボリューム感や馴染みのある用語の有無などがわかるはずです。

全体像を把握して、これから勉強しようとしていることのアウトライン、下地ができれば、その後の勉強をスムーズにすすめることができるようになります。

目次活用勉強法~「目次」を覚えてしまおう~

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勉強するうえで避けて通れないのが「覚えること」、つまり「インプット」です。

インプットには、何度も繰り返し読んだり、問題を解いたり、暗記したりする「覚えるための行為」が必要になりますが、体系を整理しておくと覚えやすくなります。

テキストや問題集をぱらぱらと眺めて全体像を把握できたら、次は体系を整理するとよいでしょう。

体系の整理に便利なのは意外なことに「目次」です。

本を買っても「目次」を飛ばして、本文から読み始めてしまいがちですが、「目次」は体系を整理するために実はとても有効です。

全体像を把握したあとは「目次」をじっくり眺めて、できれば「目次」そのものを覚えてしまうとよいでしょう。

インプットには体系的に整理できる「引き出し」を用意しておくと効果的ですが、「目次」を覚えることはインプットした内容を整理するための「引き出し」を作るようなものです。

「第一章」という章ごとの引き出しを作り、その中に「第一節」「第二節」という節ごとの引き出しを作り、あとはその中にインプットした内容をどんどん入れていくイメージです。

全体像を把握したら、「目次」を覚えて、体系を整理しつつインプットした内容を入れられる「引き出し」を作ってみましょう。

目次活用勉強法~自分流の「目次」をつくってみよう~

目次による「引き出し」のなかに覚えた情報をインプットし終わったら、今度は自分流の「目次」を作ってみるのも効果的です。

自分流の「目次」は、テキストや問題集に書かれた「目次」と同じものでなくても構いません。

むしろ自分で工夫して別の形に体系化してみても面白いはず。

テキストや問題集は「章」だとか「カテゴリー」だとかにまとめられていますが、別の「章」や「カテゴリー」のなかの項目と関連していたりすることが多かったりします。

目次は「リスト」のような書き方をしていますが、勉強すべき科目は、得てして一つ一つの項目は別の項目と少しずつつながりをもっている「網の目」のような構造を持っています。

なので、「目次」をまったく違うカテゴリーにまとめたり分解したりすることで、各項目の関係が見えてきますし、場合によっては意外な発見をすることもあるかもしれません。

いろいろな形で「目次」を作り替えたりすることは復習になるだけでなく、自身の得意分野や苦手分野を振り返ることもできる、とても有効な方法と言えます。

まとめ

以上が記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。

  • 勉強を開始したら最初にやっておきたいのは全体像の把握。テキストや問題集をパラパラとめくりながら、これから勉強しようとしている科目のアウトラインをざっくりと把握しよう。
  • 次はテキストや問題集の「目次」をじっくり眺めて、できれば覚えてしまおう。インプットには内容を整理するための「引き出し」を用意しておくと効果的。「目次」を覚えるとインプットした内容を整理するための「引き出し」が作ることができる。
  • 一通り内容をインプットしたら自分流の「目次」を作る方法も有効。復習になるだけでなく自身の得意分野や苦手分野を振り返ることもできる。

この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。

 

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