★30秒でわかる!この記事の内容
- 不動産鑑定士は「フィールドワークが好きな人」におすすめ。不動産の実地調査は不動産鑑定士の重要な仕事の一つ。
- 不動産鑑定士は「誠実で使命感を持った仕事をしたい人」におすすめ。鑑定評価の仕事は社会的公共的意義が大きく、不動産鑑定士は誠実であること、使命感を持っていることが求められる
- 不動産鑑定士は「モノゴトを論理的に考えることが好きな人」におすすめ。経済動向、市場環境、地域・不動産の状況などを分析し、その分析結果を踏まえて理論上の価格を導き出すためには論理的な思考力が必要。
せっかく仕事をするのなら、できたら自分に向いた仕事をしたいものです。
不動産鑑定士は、どんな人に向いているのでしょうか。
どんな人に不動産鑑定士の適性があるのでしょうか。
この記事では、不動産鑑定士がどんな人におすすめなのか、できるだけ詳しく解説させていただきます。
「フィールドワークが好きな人」におすすめ
不動産鑑定士の重要な仕事の一つに不動産の調査があります。
不動産は実物資産。やはり見てみないことには分からないものです。
不動産の調査では、実際に現地に行って、対象となる不動産の形や高低差、日当たりといった特徴を確認したり、周辺の雰囲気や駅からの距離などを把握したりすることはとても重要な作業です。
また、法務局に行って、対象不動産や隣接不動産について誰がどんな権利を有しているのかを調べたり、役所に行ってさまざまな法令上の規制などをヒアリングしたりするのも大切。
不動産鑑定士の仕事は、デスクワークだけでなく、外に出て、見たり聞いたり調べたりするフィールドワークのウエイトが高いのが特徴です。
不動産鑑定士は「フィールドワークが好きな人」におすすめ。
もっと言うと、知らない街を歩いたり、ぶらぶら散策したりするのが好きな人にも是非おすすめしたい職業です。
「誠実で使命感を持った仕事をしたい人」におすすめ
不動産は、その価格が本当に適正なものかどうかが分かりにくいという特徴がありますので、さまざまな場面で「鑑定評価」が必要とされています。
個人が鑑定評価を依頼することはあまりありませんが、企業や行政機関は、組織内の決裁手続きをする際の根拠として、あるいは対外的に公表する際の証跡として、鑑定評価を取得します。
企業や行政機関は、理論上の価格と比較することで、自分たちが行う不動産取引では、安すぎる値段では売っていないし、高すぎる値段でも買っていないですよ、ということを説明しているわけです。
そのほかにも、地価公示や相続税路線価、固定資産税、補償等の公的な評価、会計上の時価を出すための評価、融資する際の不動産担保の評価、相続税納税のための評価、競売のための評価、係争のための評価、再開発における権利変換のための評価等、様々な目的で鑑定評価が利用されています。
不動産鑑定士が算出する鑑定評価額は、企業や行政機関の判断材料・判断根拠になったり、公的な指標になったり、税金の算出根拠になったりしています。
不動産鑑定士の判断が、さまざまな人たちにとても大きな影響を与えているわけです。
不動産鑑定士の仕事は、社会的公共的意義が非常に大きい仕事と言えます。
不動産鑑定士は誠実であること、社会的公共的な使命を負っていることを自覚することが求められます。
不動産鑑定士は、「誠実で使命感のある仕事をしたい人」におすすめしたい職業です。
「モノゴトを論理的に考えることが好きな人」におすすめ
不動産の鑑定評価は、不動産鑑定士が、評価対象となる不動産に対して、経済環境、不動産市況、所在する地域の状況、その不動産固有の状況等の分析を加えつつ、経済原理に基づく価格形成メカニズムを当てはめて理論上の価格を算出することです。
経済の動向、市場環境、地域や不動産の状況等を分析し、その分析結果を踏まえて理論上の価格を導き出すためには論理的な思考力が求められます。
また、不動産鑑定士は、結論である鑑定評価額をどのようにして導き出したのかをしっかり説明する必要があります。
さらにそのプロセスを文章にして、鑑定評価書という成果物を作成する必要がありますので文章力も要求されます。
不動産鑑定士は、「モノゴトを論理的に考えることが好きな人」におすすめしたい職業です。
まとめ
以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。
- 不動産鑑定士は「フィールドワークが好きな人」におすすめ。不動産の実地調査は不動産鑑定士の重要な仕事の一つ。
- 不動産鑑定士は「誠実で使命感を持った仕事をしたい人」におすすめ。鑑定評価の仕事は社会的公共的意義が大きく、不動産鑑定士は誠実であること、使命感を持っていることが求められる
- 不動産鑑定士は「モノゴトを論理的に考えることが好きな人」におすすめ。経済動向、市場環境、地域・不動産の状況などを分析し、その分析結果を踏まえて理論上の価格を導き出すためには論理的な思考力が必要。
この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。
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