★10秒でわかる!この記事の内容
<宅建士の資格を取得すると得られる6つのメリット>
- メリットその1:就職や転職、再就職に有利
- メリットその2:収入アップの可能性
- メリットその3:やりがいのある仕事
- メリットその4:独立開業も夢じゃない
- メリットその5:一生有効な資格で生涯現役
- メリットその6:日常生活でも案外役立つ不動産の専門知識
「宅地建物取引士(宅建士)になるために何かと頑張るわけだから、それなりにメリットくらいはあるんじゃね?」
勉強時間を確保するために別の何かを犠牲にしなければならないわけですから、当然、見返りくらいは求めたいですよね。
はたして宅建士の資格を取得するとどんなメリットがあるのしょうか。
この記事では、「宅地建物取引士(宅建士)資格を取得するメリット」を整理してみました。
メリットその1:就職や転職、再就職に有利
宅建士の資格を持っていると、就職や転職、再就職で有利になります。
不動産の仲介にあたっては、法律上、宅建士による重要事項説明が求められており、仲介業を生業とする宅地建物取引業者(宅建業者)には事務所ごとに5人に1人、専任の宅建士を置くことが義務付けられています。
つまり、宅建士の有資格者は多くの宅建業者にとって是非とも「ウチで」働いてほしい人材なわけです。
また、前回の記事「宅建士の仕事」でも触れましたが、宅建士が持っている不動産の専門的知識は、不動産業界だけでなく、建築業界や金融業界、一般事業会社の総務部門や財務部門など幅広い業界で高く評価されます。
なので、宅建士の資格を持っていると、宅建業者はもちろんのこと、宅建業者以外の不動産会社や、建設会社、銀行、一般事業会社の就職や転職に有利になります。
また、一度会社を辞めて、こどもの頃から夢を追いかけたり、ボランティアに従事したり、出産や育児に専念する、なんていうケースもありますよね。
会社を辞めて少しばかりブランクがあったとしても、宅建士をはじめとした資格を持っていれば再就職でも有利になります。
宅建士の資格を持っていれば、再出発するための「保険」にもなるわけです。
メリットその2:収入アップの可能性
悲しいかな、現実問題として生きていくにはお金が必要です。
好きなことをしたり、好きなものを買ったり食べたりするのには何かとお金がかかります。
せっかく働くのなら、できればたくさん稼げるに越したことはありませんよね。
宅建士の資格を持っていると収入がアップする可能性があります。
会社によっては宅建士の資格に対して資格手当が支給されるケースがあったりしますし。
年収の水準は、どんな会社にどんなポジションで勤めているかによって異なりますが、一般の会社員の平均年収400万円に対して、宅建士の平均年収は450万円~650万円。
平均値でみると宅建士の資格をもっていることでより高くなるという統計データがあります。
宅建士の資格を取得することで、今よりもっと条件の良い会社への転職、すなわちステップアップを目指すことだってできるわけです。
メリットその3:やりがいのある仕事
せっかく働くのなら、誰だってやりがいのある仕事をしたいはず。
宅建士の資格を取得すれば、その希望が叶うかもしれません。
次の業務は、法律上、宅建士にしか認められていない独占業務(専権業務)です。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書(35条書面)への記名・押印
- 契約書(37条書面)への記名・押印
宅建士は専権業務を行うという非常に重要な役割を担っています。専門家として細心の注意を払って調査し、その結果をしっかりと説明するという仕事は当然のことながら大きな責任を伴っています。
何にやりがいを求めるかは人それぞれですが、自分にしかできない責任ある仕事はやりがいのある仕事の一つだと思います。
宅建士の資格を取得することはやりがいのある仕事への第一歩です。
メリットその4:独立開業も夢じゃない
宅建士の資格を持っていると宅建業者として独立開業することも可能です。
宅建業者は事務所ごとに5人に1人、専任の宅建士を置くことが義務付けられていますが、自分が宅建士の有資格者であればこの要件を満たしますので宅建業者としての独立開業が可能になるわけです。
宅建業者として独立するためにはそれなりの費用がかかりますが、不動産仲介の仕事は極端な話、情報ネットワークのほかに電話とパソコンさえあれば自宅でだって仕事ができます。独立開業するのに多大な初期投資を必要とするわけではありません。
もちろん、独立開業したからと言って必ずしも成功できるわけではなく、宅建士としての経験や実績、会社経営のノウハウ、事業基盤等も必要になります。
ですが、宅建士は独占業務(専権業務)を行うことができますので、資格も何もない状態に比べれば、基盤がそれなりに整った「下駄を履いた」状態からスタートすることができるわけです。
メリットその5:一生有効な資格で生涯現役
宅建士に限った話ではありませんが、資格を取得することはすなわち「手に職をつける」こと。
一度取得してしまえば一生有効なのが資格の良いところです。
宅建士も、5年に一度の更新手続きさえ行えば、一生有効な資格。
一般企業などに勤めていれば、いずれ訪れるのは定年退職。
でも、宅建士の資格があれば、定年退職後の再就職先を見つけやすかったり、独立開業しやすかったりと、「生涯現役」で働ける可能性が高いわけです。
宅建士の「一生有効な資格」という特性はとても大きなメリットです。
メリットその6:日常生活でも案外役立つ不動産の専門知識
不動産の専門知識は日常生活でも意外と役に立つものです。
端的な例は、家を買ったり借りたりするときなど。
検討している物件に問題がないかどうかを確認するのはとても重要ですが、宅建士にとって不動産の調査はお手のものです。
また、不動産に関するトラブルに晒されがちなマンションの管理組合や町内会、自治会などでも重宝がられる存在になれるかもしれません。
あと、不動産のことをよく知っていると、普段の街歩きなんかも人一倍楽しくなります。
ちょっと得した気分を味わえますよ。
まとめ
以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。
宅建士の資格を取得すると得られる6つのメリット
- メリットその1:就職や転職、再就職に有利
- メリットその2:収入アップの可能性
- メリットその3:やりがいのある仕事
- メリットその4:独立開業も夢じゃない
- メリットその5:一生有効な資格で生涯現役
- メリットその6:日常生活でも案外役立つ不動産の専門知識
この記事が皆さまのお役に立つと嬉しく思います。
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