「資格の学校TAC」の不動産鑑定士試験対策講座の特徴

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不動産鑑定士試験おすすめ講座
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★30秒でわかる!この記事の内容

  • 不動産鑑定士試験対策の通学講座・通信講座を提供しているのは「資格の学校TAC」と「LEC東京リーガルマインド」の2つ。不動産鑑定士試験の合格者のほとんどがどちらかを選択しており実質二択。どちらを選択すべきかを検討するため両者の特徴を確認。
  • 「資格の学校TAC」は、TAC株式会社が運営する資格専門予備校。不動産鑑定士講座のほか7分野、約50の資格講座を取り扱う
  • 「資格の学校TAC」は長年の運営により受講者を合格に導くためのノウハウを保有。カリキュラム、教材、講師陣、サポート体制などもしっかりしており、カリキュラムに従って講義と答練を受講し、予習と復習をしっかり行えば合格できる実力を養うことができるはず。
  • 「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座は、初めて受験する方、受験経験のある方、短期合格を目指したい方、じっくりと勉強したい方、時間のない方などさまざまな人を対象とした豊富なラインナップがある。

不動産鑑定士試験の合格者のほとんどは「資格の学校TAC」か「LEC東京リーガルマインド」のどちらかの通学講座・通信講座を利用しています。

では、はたしてどちらの講座を選ぶべきなのでしょうか?

この記事では、どちらを選択すべきかを検討するにあたり、「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座の特徴を確認しておきます。

不動産鑑定士試験の合格者のほとんどがTACまたはLECを受講

不動産鑑定士試験の対策講座を提供している資格専門の予備校は「資格の学校TAC」または「LEC東京リーガルマインド」に2校。

合格者の属性をみると、そのほとんどはいずれかの通学講座か通信講座を受講しています。

「資格の学校TAC」と「LEC東京リーガルマインド」の公表ベースでみると、令和元年(2019年)の不動産鑑定士試験合格者121名の内訳は次のとおり。

資格専門学校合格者合格者占有率
資格の学校TAC85名70.2%
LEC東京リーガルマインド30名24.8%
独学(?)6名5.0%
合計121名100.0%

両校の合格者に含まれない方もいらっしゃいますが、それ以外の合格者はどちらかの講座を受講して勉強していたことになるわけです。

つまり、不動産鑑定士の勉強をするのであれば「資格の学校TAC」と「LEC東京リーガルマインド」のどちらかを選択するのが王道ということになります。

実質的に二択になりますので、どちらを選択すべきなのかを検討するために両者の特徴を確認しておく必要があります。

今回は「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座の特徴を見ていきたいと思います。

「資格の学校TAC」について

「資格の学校TAC」は、TAC株式会社が運営する資格専門予備校です。

TAC株式会社は1980年12月に設立された「東京アカウンティングセンター」を前身とした会社。

東証1部に上場しており、資格専門予備校の直営校を、北は札幌、南は福岡まで全国22校を展開するなど、個人向けの教育事業を主軸に、法人教育事業、出版事業、人材事業などを行っています。

「東京アカウンティングセンター」から、もともとは公認会計士講座を主体としていましたが、現在は「資格の学校TAC」として、不動産鑑定士、弁護士、税理士をはじめとする「財務・会計分野」「経営・税務分野」「金融・不動産分野」「法律分野」「公務員・労務分野」「情報・国際分野」「その他」の7分野、約50の資格講座を取り扱っています

「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座の特徴

不動産鑑定士試験を受験する方の多くが受講するのが「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座です。

その結果は合格実績に表れています。

2019年の論文式試験合格者121名のうち85名が「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座の受講生(合格者占有率70.2%)。

2011年~2019年の9年間の累計でみると、論文式試験合格者占有率は74.5%を占めています。

「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座には、教室講座・ビデオブース講座、DVD通信講、Web通信講座がありますが、教材やカリキュラムなどの内容はほとんど変わりません。受講料は教室講座よりもDVD通信講座とWeb通信講座のほうがむしろ高め。

受講生であれば無料で自習室を使うことができる点も特徴のひとつ。

「資格の学校TAC」は長年の運営により受講者を合格に導くためのノウハウを有しています。

カリキュラム、教材、講師陣、サポート体制などもしっかりしているので、カリキュラムに従って講義と答練を受講し、予習と復習をしっかり行えば合格できる実力を養うことができるはずです。

「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座のラインナップ

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「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座は豊富なラインナップがあり、初めて受験する方、受験経験のある方、短期合格を目指したい方、じっくりと勉強したい方、時間のない方などいろいろな人に合った講座が見つかるはずです。

初学者向け講座

1.5年本科生

翌年の短答式試験と論文式試験に一発で合格することを目指す標準的なコースです。

同じ年の短答式試験と論文式試験を受験することから、短答式試験の勉強と論文式試験の勉強を並行して進めるカリキュラムになっています。

鑑定理論は短答式試験と論文式試験の勉強を同時に行ったほうが効率的ですので、合理的なカリキュラムと言えそうです。

勉強自体は早めにスタートすることができますので、無理なく続けることができますのでじっくりと腰を据えて勉強に取り組みたい方や時間のない社会人の方におすすめ。

開講時期2月~4月
短答式試験までの期間13ヵ月~15ヵ月
論文式試験までの期間16ヵ月~18ヵ月
講義・答練回数全157回
短答式試験と論文式試験の受験時期翌年の短答式・論文式で一発合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座481,000円
DVD通信講座508,000円
Web通信講座491,000円

1.5年L本科生

講義・答練回数や受講料等は「1.5年本科生」と同じですが、少し早めにインプット(講義)のスタートを切れるコースです。

「1.5年本科生」と同様、翌年の短答式試験と論文式試験に一発で合格することを目指します

インプット(講義)を早めに始められることから、ゆとりをもって勉強に取り組むことができます。

こちらも早めにスタートすることで無理なく続けることができますのでじっくりと腰を据えて勉強に取り組みたい方や時間のない社会人の方におすすめ。

開講時期9月~1月
短答式試験までの期間16ヵ月~20ヵ月
論文式試験までの期間19ヵ月~23ヵ月
講義・答練回数全157回
短答式試験と論文式試験の受験時期翌年の短答式・論文式で一発合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座481,000円
DVD通信講座508,000円
Web通信講座491,000円

1.5年L本科生Plus

1年目(2021年)に短答式試験合格、2年目(2022年)に論文式試験合格を目指すコースです。

まずは短答式試験の勉強をしながら、並行して論文式試験の勉強も行いますが、1年目は短答式試験に軸足を置き、合格後は論文式試験の勉強に集中するというカリキュラムになっています。

「1.5年本科生」よりも講義・答練の回数が多く、その分、受講料も高くなっています。

一歩ずつ着実に進んでいきますので、確実な合格を目指したい方、時間のない社会人の方におすすめ。

開講時期9月~1月
短答式試験までの期間4ヵ月~8ヵ月
論文式試験までの期間19ヵ月~23ヵ月
講義・答練回数全180回~183回
短答式試験と論文式試験の受験時期1年目に短答式、2年目に論文式と2段階で合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座553,000円
DVD通信講座580,000円
Web通信講座564,000円

1年本科生

講義・答練回数や受講料等は「1.5年本科生」と同じですが、少しゆっくり目に勉強を開始し、短期合格を目指すコースです。

「1.5年本科生」と同様、翌年の短答式試験と論文式試験に一発で合格することを目指しますが、短期集中で勉強を行う効率重視のカリキュラムになっています。

時間に余裕があり、毎日しっかりと勉強できる方、短期間で一気に勉強したい方のおすすめ。

開講時期5月~7月
短答式試験までの期間10ヵ月~12ヵ月
論文式試験までの期間13ヵ月~15ヵ月
講義・答練回数全157回
短答式試験と論文式試験の受験時期翌年の短答式・論文式で一発合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座481,000円
DVD通信講座508,000円
Web通信講座491,000円

10ヵ月本科生

講義・答練回数や受講料等は「1.5年本科生」「1年本科生」と同じですが、「1年本科生」よりもさらにゆっくり目に勉強を開始し、短期合格を目指すコースです。

「1.5年本科生」と同様、翌年の短答式試験と論文式試験に一発で合格することを目指しますが、短期集中で勉強を行う効率重視のカリキュラムになっています。

時間に余裕があり、毎日しっかりと勉強できる方、短期集中が得意な方のおすすめ。

開講時期5月~7月
短答式試験までの期間6ヵ月~9ヵ月
論文式試験までの期間9ヵ月~12ヵ月
講義・答練回数全157回
短答式試験と論文式試験の受験時期翌年の短答式・論文式で一発合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座481,000円
DVD通信講座508,000円
Web通信講座491,000円

短答本科生

まずは短答式試験の合格を目指すコースです。

短答式試験の勉強に集中して確実な合格を目指したい方におすすめ。

開講時期1月~11月
短答式試験までの期間6ヵ月~16ヵ月
講義・答練回数全49回
短答式試験と論文式試験の受験時期まずは短答式合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座169,000円
DVD通信講座209,000円
Web通信講座189,000円

受験経験者向け講座

論文本科生

短答式試験の合格者が、論文式試験の合格を目指す標準的なコースです。

民法・経済学・会計学はもちろんのこと、鑑定理論についてもインプットからアウトプットまでしっかり対策する講座。

開講時期1月~6月
論文式試験までの期間6ヵ月~16ヵ月
講義・答練回数全130回
短答式試験と論文式試験の受験時期論文式試験合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座438,000円
DVD通信講座479,000円
Web通信講座459,000円

論文本科生B

短答式試験の合格者が、論文式試験の合格を目指すコースです。

「論文本科生」との違いは鑑定理論の講義の回数の違い。

鑑定理論のインプットがある程度できている方におすすめ。

開講時期1月~6月
論文式試験までの期間6ヵ月~16ヵ月
講義・答練回数全108回
短答式試験と論文式試験の受験時期論文式試験合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座393,000円
DVD通信講座433,000円
Web通信講座413,000円

論文直前本科生

短答式試験の合格者が、論文式試験の合格を目指す中・上級者向けコースです。

カリキュラムには総まとめ講義、上級答練、直前答練、全国公開模試等があります。

基礎学習を終えて、アウトプット中心に学習したい方におすすめ。

開講時期3月
論文式試験までの期間5ヵ月
講義・答練回数全41回
短答式試験と論文式試験の受験時期論文式試験合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座155,000円
DVD通信講座195,000円
Web通信講座175,000円

上級本科生

短答式試験の合格者で論文式受験経験のある方を対象とする上級者向けコースです。

カリキュラムには、上級講義、総まとめ講義、応用答練、上級答練、直前答練、全国公開模試等があります。

開講時期8月~11月
論文式試験までの期間9ヵ月~12ヵ月
講義・答練回数全95回
短答式試験と論文式試験の受験時期論文式試験合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座349,000円
DVD通信講座389,000円
Web通信講座370,000円

上級本科生(短答対策付)

短答式試験の合格し、論文式受験経験があり、再度、短答式からチャレンジする方を対象とする上級者向けコースです。

上級本科生のカリキュラムに加え、行政法規対策及び鑑定理論の短答式アウトプット対策が組み込まれています。

開講時期8月~10月
短答式試験までの期間7ヵ月~9ヵ月
論文式試験までの期間10ヵ月~12ヵ月
講義・答練回数全121回
短答式試験と論文式試験の受験時期翌年の短答式・論文式で一発合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座388,000円
DVD通信講座426,000円
Web通信講座409,000円

上級答練本科生

短答式試験の合格者で論文式受験経験のある方を対象とする上級者向けコースです。

アウトプットを主軸とした講座で、カリキュラムには、応用答練、上級答練、直前答練、全国公開模試等があります。

開講時期8月~11月
論文式試験までの期間9ヵ月~12ヵ月
講義・答練回数全59回
短答式試験と論文式試験の受験時期論文式試験合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座251,000円
DVD通信講座279,000円
Web通信講座261,000円

上級答練本科生(短答対策付)

短答式試験の合格し、論文式受験経験があり、再度、短答式からチャレンジする方を対象とする上級者向けコースです。

上級答練本科生のカリキュラムに加え、行政法規対策及び鑑定理論の短答式アウトプット対策が組み込まれています。

開講時期8月~10月
短答式試験までの期間7ヵ月~9ヵ月
論文式試験までの期間10ヵ月~12ヵ月
講義・答練回数全85回
短答式試験と論文式試験の受験時期翌年の短答式・論文式で一発合格を目指す
通常受講料教室講座・ビデオブース講座311,000円
DVD通信講座339,000円
Web通信講座322,000円

そのほか、「全国公開模試」や「直前パック」「短答特効ゼミ」「論文特効ゼミ」といたオプション講座などもあります。

まとめ

以上が本記事でお伝えしたかった内容です。これまでお話ししてきたことをまとめると以下のとおり。

  • 不動産鑑定士試験対策の通学講座・通信講座を提供しているのは「資格の学校TAC」と「LEC東京リーガルマインド」の2つ。不動産鑑定士試験の合格者のほとんどがどちらかを選択しており実質二択。どちらを選択すべきかを検討するため両者の特徴を確認。
  • 「資格の学校TAC」は、TAC株式会社が運営する資格専門予備校。不動産鑑定士講座のほか7分野、約50の資格講座を取り扱う
  • 「資格の学校TAC」は長年の運営により受講者を合格に導くためのノウハウを保有。カリキュラム、教材、講師陣、サポート体制などもしっかりしており、カリキュラムに従って講義と答練を受講し、予習と復習をしっかり行えば合格できる実力を養うことができるはず。
  • 「資格の学校TAC」の不動産鑑定士講座は、初めて受験する方、受験経験のある方、短期合格を目指したい方、じっくりと勉強したい方、時間のない方などさまざまな人を対象とした豊富なラインナップがある。

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